Tuesday, January 21, 2014

米国における柴犬にまつわる問題

今日の気温、摂氏だとマイナス15度までしか上がりませんでした。今週はずっと寒いようで、また冷凍庫気温に戻りましたよ。厳寒の地の現実です。

さて、本題。

"Group saves , warns of 'devil in disguise' dog breed" という記事に出くわしました。元記事は、リンクからどうぞ(2014年1月16日:1月20日改訂)

皆さんは、「柴犬パピーカム」(Shiba Inu Puppy Cam)をご存知でしょうか。2008年に全国的に有名になった、柴犬のライブストリーム・サイトです。元々は、サンフランシスコに住むこの柴犬のオーナーが、リッターの子犬達の様子を職場からチェックするためにセットアップされたものだそうですが、それがUstreamを使ったものだったので、多くの人の目に留まる結果となったわけです。子犬はどの犬種もかわいいですが、柴犬の子犬の可愛さは格別です。その愛らしい姿が、多くの人の心を捉えたわけですね。

私はこの現象が起きていた時に、かなり懸念していました。これがきっかけとなり、空前の柴犬ブームなどが起きたら危険だ、という心配です。というのは、それまでにも柴犬がアニマル・シェルター行きになるケースが少なくないことを知っていたためです。この犬種のことを十分に理解せずに飼い始めて、手に負えなくなるケースが少なからずあるということですね。

まず、この記事のタイトルですが、柴犬のレスキュー団体が「仮面を被った悪魔のブリードについて警告」という、物々しいもの。

幸希:え?仮面?悪魔?


National Shiba Club of America(米国柴犬愛好会=日保連携団体)の会長であり、柴犬のブリーダーでもある方は、柴犬は誰にでも扱える犬種ではないので、そのことを広く知ってもらいと訴えています。そして、この記事のタイトルにある「仮面を被った悪魔のブリード」(the devils in disguise)という言葉は、この人によるものです。見かけはかわいいけど、適切なトレーニングが施されなければ、悪魔のような犬に成長してしまう、という意味が込められた命名ですね。

幸希:困るねぇ。


ヤマモトマサコさんという人は、Saving Shiba, Inc. というレスキュー団体を運営しています。現在米国内には16の柴犬レスキュー団体があるそうですが、この方が運営しているのはその一つ。米国の一般的なアニマル・シェルターは、引き取り手が見つかるまでの仮の住まいですが、期限(通常一週間から十日)を過ぎても引き取り手が現れない場合は、殺処分となるのが普通です。Saving Shiba, Inc. の目的は、アニマル・シェルターに引き取られた柴犬を請負い、落ち着き先を見つけることです。


ヤマモトさんは、「問題柴」にならないようにするために柴犬の社会化を強調していて、「一週間に五つの違う場所を訪れ、五十の違う顔と遭遇するようにするルール」を定めています。つまり、小さい頃から色々な環境や人に犬を慣らすことが重要ということですね。

幸希:アニマル・シェルター行きにならないように、トレーニングしてもらうことが大切だね。


毎日、一日に数度散歩に連れ出していれば、色々な環境や人に触れる機会があるのではないかと思いますが、定期的に散歩に連れて行ってもらえない犬がいるのも事実です。庭に放して自由にしてあるから運動も足りているでしょ、と思うかもしれませんが、犬は元々一カ所に留まって生活する動物ではなく、集団で移動しながら生きているものです。ですから、いくら広大な庭に放し飼い状態になっていたとしても、それは犬にとっては不自然なわけですね。それに、庭は自分のテリトリー内になりますから、そこへの侵入者は「自分のテリトリー内に来る人」ということになります。これは、散歩のように自分のテリトリー外で人や犬に会うのとは、やはり状況が異なっていますよね。

幸希:散歩はとっても大事。


「仮面を被った悪魔」というのはいくらなんでも、と思うかもしれませんが、適切なトレーニングが施されていない犬は、柴犬に限らずどの犬種でもこのような汚名を着せられてしまう可能性があります。私は、散歩中に出会うランダムな人に柴犬という犬種について訊かれた時には、「とても可愛いしサイズ的にもちょうどいいのですが、かなり頭がいい犬種で独立心が強いため、適切なトレーニングをしないとfur ball from hell(地獄からのフワフワボール)状態になりますよ」と冗談っぽく説明するようにしています。犬を飼ったことがある人なら、これでだいたいどのようなことが飼う条件になるか納得できるようです。

幸希:「いい犬」が最初からプログラムされている犬はいないの。


幸希:だから、私達に分かるように教えてね。


私:そうだね。それに、「いい犬」の定義は、お宅によって違うからね。幸希の場合は?
幸希:「噛まない」、「吠えない」、「飛びつかない」!
私:よく分かっているね。じゃ、後は実行して。
幸希:はい...。


にほんブログ村 犬ブログ 柴犬へ


・YouTubeチャンネル:http://www.youtube.com/user/shibainusaki 

・おもちゃレビュー:http://shibainusaki.blogspot.com/

No comments:

Post a Comment