Thursday, August 14, 2014

ケンネルコフ

昨日、幸希がケンネルコフに感染しまったことを書きました。今日はその続きで、ケンネルコフについて。



1)ケンネルコフの原因
ウイルスとバクテリアの両方がケンネルコフの原因となります。ウイルスは、パラインフルエンザ、バクテリアはボルデテラが主なものですが、何が原因でケンネルコフが引き起こされたかは、詳しい血液検査を行わない限り特定が難しいそうです。

2)症状
ケンネルコフ独特の咳が特徴。「カッ、カッ」というような痰が絡まない空咳タイプの咳が出るだけでなく、実際に吐くわけではないのですが、嘔吐する時のような格好になって「ゲ〜っ」という音がする、「カッ、カッ、ゲ〜っ」の繰り返しになります。幸希の場合は、「カッカッ」の部分が大体二回繰り返され、その後に「ゲ〜っ」が一回。これが一日を通して何度も起こる、という症状でした。

3)診断
ケンネルコフではないかと疑った場合は、直ちに獣医に相談することが推奨されています。若くて健康な犬の場合は、たいていあまり心配ないそうですが、子犬や免疫力が落ちている高齢犬の場合には、肺炎に進行してしまう可能性があるので、一応獣医にチェックしてもらった方が無難。

幸希の場合は、咳のタイプ、発症から一週間以内に感染経路となる場所に行ったり犬と触れ合ったりしたことがあったかなどの情報から、「恐らくケンネルコフでしょう」と診断されました。

ケンネルコフは非常に伝染性が強いので、診察の予約を取った時に、診察室には入らず犬を車で待たせておくように指示がありました。到着したことだけ受付で伝えて車の中で待っていると、獣医とテクニシャンが普段のスクラブの上に防御衣のようなものを着てゴーグルを付け、テクニシャンはマスクまでした状態でやって来て、敷地内の別棟に行くように言われました。この「別棟」はガレージ(笑)。そこで、私が幸希を抱っこして立ったまま検温や内診が行われたわけです。

4)治療
ケンネルコフが原因で既に肺炎が引き起こされている場合には、抗生剤を用いた治療になります。しかし、若くて健康な犬で症状がそれほど酷くない場合は、自然治癒を待つという方法が一般的。

5)主な感染経路
犬が多く集まる場所が主な感染経路で、 ドッグパーク、ペットホテル、犬のイベントなど、色々な場所で感染する可能性があります。

幸希の場合は恐らく100%、滞在したペットホテルが原因と考えられます。ちょうど一週間ほど前に一泊しただけだったのですが、それからは、普段以上に犬と触れ合うということがなかったので、ここではないかと。

 幸希が利用しているペットホテルは全室個室なのですが、他の犬と問題なく遊べる犬は「プレイタイム」があって、大きな部屋に移動して一緒に遊べることになっています。ということは、その時宿泊していたランダムな犬と蜜に触れ合うことになり、その経験が感染と関係している可能性が大です。



6)ワクチン接種
このペットホテルに宿泊するためにはいくつか条件があるのですが、ボルデテラのワクチン接種を半年以内にしていることがその条件の一つです。幸希は普段からオビーディエンスのクラスに行っているので、ワクチン接種は定期的にしていますし、一番最近のは今年の六月のことでした。つまり、ワクチンの有効期限が切れそうになっている時期だったために感染したのではないと言えると思います。

それではなぜ、ワクチン接種をしているにも関わらずケンネルコフに感染するというようなことが起こってしまったのでしょうか。それは、人間の場合と同じように考えてみると分かりやすいかと思います。例えば、インフルエンザの予防接種をしたら、その年は絶対にインフルエンザに罹らないかといったら、そうではありませんよね。ワクチンは、その年に流行しそうな型のものが用いられますが、その一種だけが病気の原因になるわけではなく、別のタイプが猛威を振るうという予測不可能な事態になることもあるわけです。

ケンネルコフの場合は、ウイルスとバクテリア両方が原因となりうるので、混合ワクチンでパラインフルエンザをしていても、ボルデテラをしていなければバクテリアが原因のケンネルコフに罹る可能性はあるわけですし、幸希のように両方していても、たまたま型が違う病原菌に感染してしまった場合に、症状が出るということも起こるわけです。

ですから、体を守る目的でのボルデテラのワクチン接種はほとんど無意味だそうです。それではなぜ、ペットホテルやドッグクラスなど犬が集まる場所でこのワクチン接種を受けていることが条件になっているかですが、これはほぼ人間の都合によるもの。つまり、そういう条件にしておけば、その施設でのケンネルコフ発症を最低限に抑えられるかもしれませんし、「うちはワクチン接種が条件になっているので、安心ですよ」という宣伝にもなるわけです。

そんな人間の都合のために、犬の健康を少なからず損なう可能性のあるワクチン接種をしなければならないのは、本当に腑に落ちません。今までもずっとそう思っていたのですが、今回ワクチン接種をしていたにも関わらず発症してしまい、余計そう思うようになりました。

今回は感染経路がほぼ確定できる状態だったので、ケンネルに連絡しておこうかと思いましたが、それはやめておきました。しかし獣医によると、最近ケンネルコフの患畜がかなりいて、幸希が診察を受けた日は幸希で二頭目だったそうです。

再び明日に続きます。




網が気になった...。



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