Friday, March 13, 2015

Oral Surgery (3)

続きです。

これだけダメージを受けていたら、抜歯以外には方法はありません。「もしかしたら、抜歯を回避できるのでは」という淡い期待がなかったこともないのですが、写真で現実を突きつけられて、諦めるより仕方がありませんでした。獣医も「こんな状態だったら、相当痛かったはず。そのような歯がなくなったら、かえって楽になる」と言っていて、その言葉は納得できました。

レントゲン及び写真で他の歯も全部チェックしてもらったのですが、他は大丈夫とのこと。今回、口腔内全体のレントゲンを撮って分かったのですが、幸希は完全歯で42本ちゃんとあるそうです。そんな完璧な状態で産んでもらったのに、抜歯することになってしまって、幸希のお母さんの花梨ちゃんにもブリーダーのコロスケさんにも、本当に申し訳ない...。

問題の歯は、右上前臼歯の一番奥です。この歯は最もダメージを受けやすいようで、獣医も「ここは多いのよね」と言っていました。この歯は歯根が三本あるので、抜歯する時には歯根に合わせて歯を三つに切り、それを一つずつ抜いて、空いた穴を処置し溶解糸で縫合する、という手順になるそうです。

それまでの幸希の様子を訊いてみると、「麻酔から覚めたり落ちたり忙しい」とのことでした。笑い事ではないのですが、麻酔されていてもバタバタしている幸希の様子を想像するとおかしくて。獣医は、「でも、担当者がちゃんとコントロールしているから大丈夫」と言って、処置室に戻って行きました。

それから一時間ぐらい経った頃に獣医がまた出てきて、処置は全て終了。今は経過観察をしている、ということでした。幸希の状態が安定するまでしばらくかかるということだったので、その間に「正しい歯の磨き方」と「安全なおもちゃ」の講義を受けることに。


1)正しい歯の磨き方

モデルは、獣医の犬のサミーちゃん。彼女は「スキッパーキ」というベルギー産の黒毛の犬で、リッターメイトのアナベルちゃんと一緒に獣医のオフィスをうろうろしています。実は、この動物病院はかなり賑やかで、私が行った日には猫が4匹、犬が三匹いました。皆、獣医やスタッフの人の犬猫だそうで、皆が仕事をしている間そこにいるそうです。

さて、スキッパーキのサミーちゃんですが、年齢は幸希とだいたい同じぐらい。歯を見せてもらうと、歯石などゼロで真っ白でした。「こんな風に磨いている」というデモンストレーションを見せてもらったのですが、磨き方もそうですが歯ブラシの選び方も大切だと言われました。

市販の犬用歯ブラシは、犬種によっては大き過ぎたり小さ過ぎたり、獣医が自分の犬の口のサイズに合うと思うのがなかなか見つからなかったそうなんです。それでどうしたかというと、人間用の歯ブラシの柄を適当な角度に曲げて、それを使っているとのこと。人間用の歯ブラシは、ブラシが柄に対して真っ直ぐ、または前傾しているものが多いですが、犬の口の構造を考えると、歯が反対側に反った位置にある方が磨きやすいとのこと。

そんな歯ブラシに歯磨きペーストを付けて、かなりゴシゴシ磨いていました。サミーちゃんは嫌がるでもなく、されるがまま。もちろんトレーニングしたそうですが、これぐらい徹底的にしないと、歯をきれいに磨くことはできないわけですね。


2)安全なおもちゃ

犬の歯は、人間が思うほど強靭にできているわけではなく、特に小型犬など永久歯でも小さい歯を持つ犬の場合、昔はグリニーズ程度のものでも事故が多発していましたよね。もっと固いもの、例えば馬の蹄などで歯が折れたということを聞いたことがありますが、動物の体の部分、それも馬の足を守る蹄のようなものはかなり固くできているはずなので、そんなものを齧っていたら、歯に影響が出ない方がおかしいはず。

これは一昔前のことで、今は犬の齧り物にそんなに固いものを与えることは少なくなっているでしょうし、 グリニーズもその後かなり柔らかく作られるようになって、現在は人間が手で簡単に曲げられる程度の硬さになっています。

この獣医は、「これを覚えておけば、安全なおもちゃが選べる」というコツを教えてくれました。 それは、「人間の爪を立てて、凹まないほど硬いものは与えるべきではない」ということ。この病院は歯の専門の病院であることもあり、飼い主教育もしっかりしていて、「与えるべきではないおもちゃ」「与えても安全なおもちゃ」と書かれた二つの袋を獣医は見せてくれました。

「与えるべきではないおもちゃ」の中には、ナイラボーン、テニスボール、プラスチック製のフリスビー、動物の骨、太いロープのおもちゃなどが入っていて、それらについて詳しく説明してくれました。テニスボールは犬のおもちゃとしては一般的ですが、テニス用に作られたものは舐めることを前提としているわけではないので、接着剤など犬の体に悪いものが使われていて、そういう理由で避けた方がいいとのこと。すごいスピードで飛んでくるプラスチック製のフリスビーをキャッチした時に歯を折る犬は、結構多いそうです。まあ、考えてみればそうですよね。鹿などの角についても訊いてみたのですが、やはり爪が入らないほど硬いものは安全ではないとのこと。

「与えても安全なおもちゃ」の袋には、ゴム製のもの、柔らかいぬいぐるみ系のものなどが入っていました。

幸希は「齧る」という行為が大好きな犬なので、今までナイラボーン系のものを与えていたのですが、今後は一切禁止することにしました。その代わりに何か、それほど固くないけど「齧りたい」という欲求を満たせるものを探さなければなりませんね。今はそれを色々調べているところです。

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